大学職員への転職を考えている女性から、

「大学職員は女性が働きやすい職場ですか?」

「産休や育休は取得できますか?」

「子育てしながらキャリアを続けられますか?」

という質問をよくいただきます。

私は私立大学で人事・採用業務を担当していますが、結論から申し上げると、

大学職員は女性にとって非常に働きやすい職場の一つだと感じています。

実際に、

産休・育休取得率は高く、

時短勤務制度も充実しており、

子育てをしながら管理職として活躍している職員も数多くいます。

一方で、働きやすい環境だからこそ、

「気づいたら毎日が過ぎ、キャリアについて深く考えなくなってしまう」

というケースも少なくありません。

今回は採用担当経験者の視点から、大学職員のリアルな働き方と女性のキャリアについて解説します。

目次

大学職員は女性が働きやすい職場なのか

産休・育休制度は整っている

時短勤務も一般的になっている

女性管理職も増えている

働きやすいからこその落とし穴

キャリアを見失う人も少なくない

大学職員だからこそできるキャリア形成

採用担当経験者から伝えたいこと

まとめ

大学職員は女性が働きやすい職場なのか

採用担当として多くの大学を見ていますが、

大学職員は女性が長く働きやすい職場だと感じています。

その理由は、

制度が充実していることだけではありません。

周囲の理解があり、

子育てを経験している職員も多く、

お互いに助け合う文化が根付いている大学が多いからです。

実際に、

20代で入職し、

結婚

出産

育児

職場復帰

管理職昇進

というキャリアを歩む方も珍しくありません。

産休・育休制度は整っている

ほとんどの私立大学では、

産前産後休業

育児休業

育児短時間勤務

看護休暇

子の学校行事への配慮

などが制度として整備されています。

取得率も高く、

「取得しにくい雰囲気」

を感じる大学は以前より大幅に減ってきました。

男性職員の育児休業取得も少しずつ増えており、

大学全体として働き方改革が進んでいる印象があります。

時短勤務も一般的になっている

育児と仕事を両立している職員も多くいます。

例えば、

9時から16時勤務

週数日の在宅勤務

時差出勤

などを活用しながら働くケースもあります。

部署によっては、

急なお迎え

子どもの体調不良

学校行事

などにも柔軟に対応しています。

人事担当としても、

長く活躍してもらうために制度を活用してほしいと考えています。

女性管理職も増えている

以前は、

管理職は男性中心という大学もありました。

しかし現在は、

課長

部長

事務局長補佐

役員

として活躍する女性職員も珍しくありません。

採用・人事

学生支援

教務

入試広報

研究支援

など、多くの部署で女性管理職が活躍しています。

能力や実績を正当に評価する大学も増えており、

キャリアアップを目指しやすい環境になっています。

働きやすいからこその落とし穴

ここからは採用担当として感じることです。

大学職員は、

安定している

休暇が取得しやすい

福利厚生が充実している

職場環境が良い

という魅力があります。

そのため、

「気づいたら10年、15年が過ぎていた」

という方も少なくありません。

もちろん悪いことではありません。

しかし、

キャリアについて深く考える機会が少なくなり、

成長のチャンスを逃してしまうケースもあります。

キャリアを見失う人も少なくない

働きやすい職場だからこそ、

現状維持が心地よく感じることがあります。

その結果、

異動希望を出さない

資格取得をしない

新しい仕事に挑戦しない

管理職を断る

という選択を続けてしまう方もいます。

一方で、

大学院進学

社会保険労務士取得

キャリアコンサルタント取得

TOEIC挑戦

など、自ら挑戦している職員は着実にキャリアアップしています。

大学職員だからこそできるキャリア形成

大学という環境には、

学ぶ機会が数多くあります。

研修制度

自己啓発支援

資格取得補助

大学院進学支援

外部研修

学会参加

など、

知識を深められる環境があります。

また、

人事

教務

学生支援

研究支援

国際交流

経営企画

など、異動によって幅広い経験を積むこともできます。

長く働ける環境だからこそ、

5年後

10年後

20年後

どのような自分になりたいかを考えることが大切です。

採用担当経験者から伝えたいこと

私は人事担当として、

長く活躍している女性職員を数多く見てきました。

共通しているのは、

制度に甘えるのではなく、

制度を活用しながら挑戦を続けていることです。

育児をしながら資格取得に挑戦する方、

管理職にチャレンジする方、

大学改革プロジェクトに参加する方、

その姿は非常に魅力的です。

大学職員は、

「働きやすい職場」

であることは間違いありません。

しかし、

「働きやすいからこそ、自分自身でキャリアを描くこと」

が何より大切だと感じています。

まとめ

大学職員は、

産休

育休

時短勤務

福利厚生

働き方改革

などが充実しており、

女性にとって非常に働きやすい職場です。

実際に子育てと仕事を両立しながら、

管理職や大学経営に携わる女性職員も数多く活躍しています。

一方で、

働きやすい環境だからこそ、

現状維持になりやすく、

キャリアを見失ってしまうケースもあります。

採用担当経験者としてお伝えしたいのは、

制度を活用しながら学び続け、

挑戦を続ける方ほど、

長く充実した大学職員人生を送っているということです。

大学職員は、

仕事と家庭の両立だけでなく、

自分らしいキャリアを実現できる魅力的な職業だと私は考えています。