大学職員への転職を検討している方から、
「大学職員のボーナスは何か月分ですか?」
「退職金や福利厚生は充実していますか?」
という質問をよくいただきます。
大学職員は「安定している」「年収が高い」というイメージがありますが、その魅力は基本給だけではありません。
実際には、
賞与(ボーナス)
退職金制度
私学共済
各種手当
福利厚生
などを含めた総合的な待遇が魅力となっています。
私は私立大学で採用・人事業務に携わっていますが、転職を考える際は月給だけでなく、生涯年収という視点で比較することをおすすめしています。
今回は採用担当経験者の立場から、大学職員のボーナス・退職金・福利厚生について詳しく解説します。
目次
- 大学職員のボーナスは何か月分?
- ボーナスだけで年間200万円を超えることも
- 残業代や各種手当も大きな魅力
- 入試手当・休日勤務手当について
- 退職金制度は充実している大学が多い
- 私学共済のメリット
- 大学独自の福利厚生
- 採用担当経験者から伝えたいこと
- まとめ
大学職員のボーナスは何か月分?
私立大学では、多くの大学で年間4〜6か月分程度の賞与が支給されています。
もちろん大学によって差はありますが、
夏季賞与
冬季賞与
の年2回支給が一般的です。
歴史があり経営基盤が安定している大学では、年間5か月以上支給されるケースも珍しくありません。
一般企業では業績によって賞与が大きく変動することがありますが、大学は比較的安定した給与体系を採用していることが多く、将来設計を立てやすい点も魅力です。
ボーナスだけで年間200万円を超えることも
例えば、
月給45万円
賞与5か月分
の場合、
賞与だけで225万円になります。
役職や評価によって差はありますが、大学職員の年収が高いと言われる理由の一つは、この安定した賞与制度です。
長く勤務するほど恩恵を感じやすい制度と言えるでしょう。
残業代や各種手当も大きな魅力
採用担当として給与制度を見る立場から感じることがあります。
インターネットでは、
「大学職員の年収800万円」
と紹介されることがありますが、実際の総支給額はそれ以上になるケースも少なくありません。
その理由は、
残業代
住宅手当
家族手当
通勤手当
役職手当
などが支給されるためです。
実際には給与表からイメージする年収より、年間100万円から200万円程度多くなるケースも珍しくありません。
主任や係長など役職が付くと、その差はさらに大きくなります。
入試手当・休日勤務手当について
大学職員には特徴的な業務があります。
その代表が入学試験です。
一般選抜や総合型選抜などでは土日に勤務することもあります。
その際には、
休日勤務手当
時間外勤務手当
振替休日
などが適用される大学が多く、繁忙期には収入アップにつながることもあります。
大学ならではの働き方と言えるでしょう。
退職金制度は充実している大学が多い
私立大学は長く勤務する職員が多く、退職金制度も充実しています。
退職金は、
勤続年数
役職
退職理由
などによって決まりますが、定年まで勤務した場合には数千万円規模になるケースもあります。
転職を考える際には、目先の年収だけでなく退職金制度まで確認することをおすすめします。
私学共済のメリット
私立大学職員の大きな魅力が私学共済です。
健康保険や年金だけではなく、
宿泊施設利用補助
人間ドック補助
保養施設利用
各種貸付制度
福祉事業
など、さまざまな福利厚生があります。
家族旅行や健康管理に利用している職員も多く、生活面での安心感につながっています。
大学独自の福利厚生
大学によっては独自の福利厚生制度も整備されています。
例えば、
住宅手当
家族手当
資格取得支援
自己啓発補助
学食利用
図書館利用
体育施設利用
などがあります。
知的な環境で働きながら、自分自身も成長できることは大学職員ならではの魅力です。
有給休暇も取得しやすい
大学職員は比較的計画的に休暇を取得しやすい職場です。
部署によって繁忙期はありますが、
夏季休暇
年末年始休暇
創立記念日
特別休暇
などが整備されている大学も多くあります。
年間休日120日以上という大学も珍しくなく、ワークライフバランスを重視する方にも人気があります。
採用担当経験者から伝えたいこと
これまで多くの採用に携わってきましたが、
給与だけを目的に大学職員を目指す方より、
教育に携わりたい
学生を支えたい
社会に貢献したい
という想いを持っている方の方が長く活躍している印象があります。
もちろん、
ボーナス
退職金
福利厚生
各種手当
は大学職員の大きな魅力です。
しかし、それ以上に学生や教員を支え、日本の教育・研究を支える仕事であることが、この職業の最大の魅力だと感じています。
まとめ
大学職員は、
年間4〜6か月程度の賞与
充実した退職金制度
私学共済による福利厚生
残業代や役職手当などの各種手当
ワークライフバランスの良い勤務環境
など、総合的に見ても非常に魅力的な待遇が整っています。
さらに実際の総支給額は、給与表からイメージする年収より年間100万円から200万円程度高くなるケースも少なくありません。
大学職員への転職を考える際は、基本給だけでなくボーナス・退職金・福利厚生まで含めた「生涯年収」という視点で比較することをおすすめします。
